どうもさかりーにょです。
2022年JリーグNO1のポジショナルプレーと称されるサガン鳥栖。
川井健太監督のもとで見事に多くの観衆を魅了するプレーを実践している。
今回は、そんなJ最強のポジショナルプレーを見せるサガン鳥栖の特徴の1つであるサイド攻撃の仕組みを2022J1第29節VS C大阪戦の得点シーンを基にミクロ分析していく。
本記事の内容
2022J1第29節C大阪VS サガン鳥栖
81分52秒時出場メンバー
スタッツ
サガン鳥栖81分52秒のゴールをミクロ分析
まずは得点シーンをご覧ください!
サガン鳥栖81分52秒のゴールシーンに要因としてサガン鳥栖は左右両SBの背後へ侵入を遂行している。そのそれぞれの侵入パターンをミクロ分析していく。
まずは81分35秒の右サイドの崩しを分析しいていく。
サガン鳥栖『81分35秒右サイドの崩し』をミクロ分析
左CBのジエゴと右WBの長沼洋一選手をバイラインまでいっぱいに幅を取らせて配置する。ことでセレッソ大阪4バックの幅が広がり、チャレンジ&カバーがしにくい立ち位置となり、右サイドの長沼洋一選手の足元にボールが入る時にはC大阪のSB船木翔選手と完全に1対1の状況を作り出している。
縦への推進力に秀でている長沼選手は見事な裏街道で左SB船木選手の背後へ侵入してファーサイドにクロスを上げることに成功した。
このシーンではサガン鳥栖の立ち位置の工夫によりC大阪のディフェンス間の幅を広げ、サイドで1対1の状況を意図的に創り出せたことが成功の秘訣であると分析。
このシーンの映像分析はこちらから!
続いて『81分45秒左サイドの崩し』をミクロ分析していく。
『81分45秒左サイドの崩し』をミクロ分析
長沼洋一選手からのクロスをファーサイドで待ち受けていたジエゴ選手は後方のサポートに入っていた手塚康平選手にヘディングで落とす。
この時点で左サイドは2対3に数的不利な状況になっている。
しかし、カバーの松田陸選手のポジションが少し深いことを認知したジエゴ選手は手塚選手との阿吽の呼吸で毎熊晟矢選手の背後へのスルーパスを引き出し背後へ侵入し低空高速クロスを本田風智選手が見事に仕上げた。
このシーンの映像分析はこちらから!
さかりーにょEyes
サガン鳥栖81分52秒の得点シーンにはサガン鳥栖の「相手SBの背後への侵入」という明確なゴールが体現されたシーンであったと言える。そして、左右両サイドの選手の特徴を最大限に生かすためにデザインされた立ち位置からはJリーグNO1の呼び声高いポジショナルプレーの一端が垣間見ることができた。
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